らくなちゅらる通信

「祈り」は学校教育にも取り入れられています。毎朝の朝礼で児童たちは必ず1分間の瞑想をするのです。朝一番に祈りを捧げることで、授業中の集中力が高まるという調査結果も出ているとのこと。 では、ブータン人のみなさんは、祈るとき一体何を考えているのでしょうか? 質問をしたほとんどの方が真っ先に答えたフレーズは、「生きとし生けるものすべてが、災いから解き放たれ、幸せになりますように」。ブータンの人々は、仏壇に祈りを捧げるとき、お経を唱えながら、まず第一に、「すべての生きとしいけるもの」に祈りを捧げるのです。